「ひかり電話を解約したら、インターネットが繋がらなくなった」— 長崎市のお客様宅であった実例
実際にご依頼いただいた事例です。ご本人の了承を得たうえで、個人が特定されないよう内容を一部変更して掲載しています。
どんな症状だったか
「固定電話(ひかり電話)を解約したら、その日からインターネットが繋がらなくなった」というご相談をいただきました。スマホは携帯回線なので使えるものの、パソコンも、ネットに繋いでいたテレビも全滅。心当たりは「電話を解約したこと」だけ、という状況でした。
原因は「解約」そのものではなく、接続方式の世代交代
調べていくと、2つの要因が重なっていました。
- ひかり電話の解約をきっかけに、回線の「接続方式」が変わっていた。光回線には旧方式(PPPoE)と新方式(IPv6を使うIPoE)があり、契約変更を機に旧方式が使えなくなることがあります
- ご自宅のWi-Fiルーターが2010年製で、新方式に対応していなかった
ひかり電話とインターネットは、同じ1本の光回線に載っています。だから電話だけ解約したつもりでも、裏側ではネットの設定が変わってしまうことがあるのです。そこに16年前のルーターという条件が重なり、「電話を解約したらネットが死んだ」という一見不思議な症状になりました。
背景には、通信業界の大きな流れがあります。このお客様が契約していたプロバイダ「ぷらら」は、2022年7月にNTTドコモに吸収合併され、サービスはドコモに引き継がれました。この統合の前後から、ぷららを含む多くのプロバイダは新方式(IPoE)を標準として提供するようになっており、お客様の回線も新方式で使える状態に切り替わっていました。ふだんは古い設定のままでも動いていたものが、ひかり電話の解約という契約変更をきっかけに旧方式(PPPoE)では繋がらなくなり、一気に表面化した——という構図です。
現場でやったこと
最初の訪問でまず確認したのは「回線そのものが生きているか」です。新方式では通信できて、旧方式では通信できない——ここから「回線は無事。問題は機器と設定」と切り分けられました。
正直に書くと、この案件は一度では直りませんでした。訪問は合計3回です。原因が「宅内の機器」「宅内の設定」「プロバイダ側の設定」の3層にまたがっていて、1つずつ確かめる必要があったためです。プロバイダへの確認はご本人からの連絡が必要なため、「どこに電話して、何と伝えるか」を1枚の手順書にまとめてお渡しし、お客様と分担して進めました。
最終的には、NTTのホームゲートウェイ(レンタル機器)に新方式の接続を任せ、Wi-Fiは新しいメッシュWi-Fi(家中に電波を行き渡らせるタイプ)に任せる構成で復旧。古いルーターは引退してもらいました。
同じ目に遭わないために
- ひかり電話を解約する前に、「インターネット接続に影響はありませんか」と窓口に必ず確認する。これだけで今回のようなトラブルの大半は防げます
- 10年選手のルーターは、壊れる前に買い替えを。新方式に非対応の機器は、いざという時に足かせになります
- プロバイダの書類(会員登録証・ID/パスワード)は捨てずに保管。今回も、書類が手元に残っていたことが復旧への近道になりました
どこまで自分でできて、どこからプロを呼ぶか
ルーターとホームゲートウェイの電源入れ直し、ランプ状態の確認、プロバイダへの電話——ここまではご自身でできますし、それで直ることも多いです。一方、機器のランプが正常なのに繋がらない、窓口で「PPPoE」「IPoE」といった言葉が出てきて分からなくなった、という段階になったら、プロに任せた方が早くて確実です。
長崎市を中心に、時津町・長与町・諫早市・大村市・西海市・佐世保市など長崎県内へ幅広く出張しています(佐賀県方面など県外も、内容によってはご相談ください)。この手の「原因がどこにあるか分からないネットトラブル」の切り分けから復旧までを一貫して承っています。
ネットや機器のトラブルでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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